【見えない病気の辛さ】
皆さん、狭心症って知っていますか?
心臓がギュギューッと雑巾絞りにされるような激痛。
でも、困ったことに見た目は
「ただの静かなおじさん」なんです。
だからでしょうか。世の中には、僕の心臓を
「超合金」か何かと勘違いしている人がいるようです。
狭心症のケーニッチが狭心症をわかりやすく解説 part1
【職場のおばさんの「驚愕理論」】
ある日、仕事中に発作が起きました。
脂汗を流し、ニトロを握りしめ、近くのおばさんに
「今、発作が……苦しいんです……」
と助けを求めたんです。
すると、彼女は聖母のような笑顔でこう言いました。
「大丈夫よ、けんちゃんはまだ若いんだから。平気平気!」
……おばさん、若ければ心臓が止まっても再起動する機能、
僕には付いてないんだ。
さらに、僕が
「いや、これ悪化すると心筋梗塞でポックリいく病気なんですよ」
と必死に説明すると、彼女は不思議そうにこう返しました。
「でも、狭心症だからって、すぐ死なないんでしょ?」
「すぐ」っていつ!? 今!? 5分後!?
おばさんの中では、僕の心臓は
「ちょっと機嫌が悪いだけ」くらいの認識らしい。
【薬への「明るすぎる誤解」】
トドメはこれです。
「毎日、薬も飲んでますし……」と訴える僕に、
彼女は明るく言い放ちました。
「じゃあ、その薬飲んでれば、もう治るんでしょ?」
……いや、おばさん。
この薬は「治す」んじゃなくて
「爆発を抑えてる」だけなんだ。
根本的な治療じゃないんだよ。
僕は毎日、時限爆弾のタイマーを
少しずつ巻き戻しながら生きてるんだよ!
【家へ帰れば「お布団マシーン」】
命からがら帰宅し、妻に
「今日はおばさんに不死身扱いされた……」
と愚痴をこぼそうとした僕。
そこに、8歳の娘が満面の笑みでドサリと
巨大な物体を置いてきました。
娘
「パパ、お布団敷いて! みゆ、眠いから!」
職場では「すぐ死なないから平気」と言われ、
家では「生きてるならお布団敷けるよね」
という無言の圧力。
パパは、ニトロを握りしめたまま、
這うようにしてお布団を敷きました。
娘の安眠のために、命を削る大黒柱。
それが僕です。
【見た目は健常、中身はボロボロ】
狭心症の皆さん、そして見えない病気と闘う皆さん。
僕たちは「若いから平気」でもなければ
「すぐ死なない」から楽なわけでもありません。
今日も薬(爆発抑制剤)を飲んで、家族のために
「お布団敷き」という重労働に挑みましょう。
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